政策金利は1.25%に。住宅ローンは「上がったら」を先に計算する
「変動は低いから大丈夫」と言われて、そのまま決めていませんか。日銀は約9か月で3回、金利を上げました。選ぶ前に確かめたい数字をまとめます。

1年前、政策金利は0.5%でした。いまは1.25%です。住宅ローンを組む人にとって、この0.75ポイントは「月々の支払いが数千円から1万円以上変わる」話です。それでも、多くの人は金利タイプを営業担当のすすめで決めています。
- 日銀の政策金利は2026年9月24日から1.25%程度。約9か月で3回、計0.75ポイント上がった
- フラット35(2026年10月)は、借入期間21〜35年・融資率9割以下で年3.830%から
- 金利タイプを選ぶ前にやっておく、たった1つの計算
この1年で、何が起きたのか
日本銀行は2026年9月18日の金融政策決定会合で、政策金利(無担保コールレート翌日物の誘導目標)を1.0%から1.25%程度に引き上げ、9月24日から適用しました。
| 決定日 | 政策金利 |
|---|---|
| 2025年12月19日 | 0.5% → 0.75% |
| 2026年6月16日 | 0.75% → 1.0% |
| 2026年9月18日 | 1.0% → 1.25% |
日銀は9月の公表文で、経済・物価・金融情勢に応じて引き続き政策金利を引き上げていく方針を示しています。ただし、次にいつ、どれだけ動くかは決まっていません。
固定金利はいくらなのか
全期間固定の代表格であるフラット35は、2026年10月の金利が、借入期間21〜35年・融資率9割以下(新機構団信付き)で年3.830%〜5.840%です。取扱金融機関によって金利が異なり、もっとも多いのは3.830%でした。
「日銀が金利を上げたら、変動金利もその日に同じだけ上がる」わけではありません。日銀が決めるのは短期の政策金利で、銀行ごとの変動金利がいつ、どれだけ上がるかは各行の判断です。だから「変動は低いから安心」とも「すぐに大きく上がる」とも言い切れません。
では、どうするか
先のことは誰にもわかりません。確かなのは、借りる前に試算できるということです。
- いまの金利で、月々いくらになるか
- 金利が1%上がったら、月々いくらになるか
- その金額でも、教育費や老後の備えと両立できるか
この3つを並べてから金利タイプを選ぶと、「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」で予算を決められます。月々返済シミュレーターなら、金利が1%上がった場合の金額がその場で出ます。
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日) https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2026/k260918a.pdf
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年6月16日) https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2026/k260616a.pdf
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2025年12月19日) https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2025/k251219a.pdf
- 住宅金融支援機構「【フラット35】最新の金利情報」(2026年10月) https://www.simulation.jhf.go.jp/flat35/kinri/index.php/rates/top
制度・金利・統計の数字は、2026年10月時点で各出典に掲載されていた内容です。制度は変更・終了することがあります。お申し込みの前に、必ず最新の公表内容をご確認ください。